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パリの一流レストラン予約方法など:トゥールダルジャン編

自由が丘の料理教室〝 サロン・ド・キュイジーヌ エッセイエ・ヴ〟藤山朗子です。


パリ+1ヶ所の旅、年末のパリに来ています。

フランスへの旅行、楽しみ方はたくさんありますが、フランスならではの楽しみのひとつに、一流レストランでのお食事、があります。

美食の国フランスでは、普通のパン屋さんのバゲットが感動的に美味しかったり、スーパーに売っているハムやチーズやお惣菜、バターやジャムに感激したり。ビストロの料理も質量ともに大満足、無理して一流レストランに行かなくても充分楽しめる。その意見にも大賛成です。

ですが、予約の手間や、ドレスコードなどちょっとの面倒くささを乗り越えて足を踏み入れてみると、そこには別世界が広がっていて、生涯忘れることがない素敵な思い出ができるかもしれません。


私も、そのことに気づいてからは、一回の旅行に、どこかで一度は一流レストランでのお食事の機会を作っています。


今回お伺いしたのは、Tour dArgent Paris(トゥールダルジャン)、ニューオータニの中に東京店があるので、日本でも知名度の高いフレンチレストラン、鴨料理が有名です。

パリにある本店は、セーヌ川に沿った場所、5区にあります。

入り口は案外さりげない感じ、中に入るとゴージャスなサロンがあります。


予約の確認後サロンに案内され、そこでしばし寛ぎタイム。トゥールダルジャンオリジナルのワインや保存食品などがさりげなく飾られていて、帰りに買おうかなーと購買意欲をかきたてられます。


1組ずつ、ご用意できましたと呼ばれ、エレベーターで5階まで。

扉が開くと視線の先にシテ島を見下ろす景色が広がり、堂々たるギャルソンの方々が配置についてらして、席まで歩くまで皆さんで歓迎をして下さいます。その配置が絶妙で巧妙で慇懃かつ温かい視線と言葉、一瞬のうちに映画の主人公になったかのようなフワーッとした気分になり、魔法にかけられてしまった心理状態、マジック...


そんなふうに席につき、まずはアペリティフにシャンパーニュをいただき、アミューズを楽しみながらメニュー決め、メニューが決まったらソムリエの方がいらして、ワインの相談にのってくれます。

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...というとハードル高そうですが、実際には初めにアペリティフはいかがと聞かれると決まっているのでシャンパーニュと答えると決めておけば楽です。シャンパーニュにも選択肢があり、好みを聞かれますが、辛口が好きならば〝プリュ・セック〟、少し華やかなタイプが良ければ〝フリュイテ〟という言葉さえインプットしておけばまごまごしないで次に進めます。

ワインについては、コース料理にあわせてグラスワインを数種類セットしたものが用意されていたり、ランチタイムなどはおすすめワインをいくつかセレクトしてあったり。好みのものや、飲んでみたいワインなどがあるときはお伝えして選んでいただきます。

凄く高いものを勧められたらどうしよう⁉︎と恐怖に感じる必要はなく、だいたい頼んだ料理のお値段と同等ランクの無理ないものをサジェストして下さいます(おもてなしに関するプロ中のプロなので、こちらを困らせたり不快にさせることはまずないです)。


ワインのオーダーも終わった頃、アミューズのふたつ目がサーブされ、お願いしたワインが到来。

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この日お料理はお昼のメニューをお願いし、前菜・メイン・デザートそれぞれふたつの選択肢から好みのものをオーダー。

鴨料理が有名なお店なので、メインはお魚パスして二人とも鴨で。前菜とデザートはそれぞれ違うものを選んでお願いしました。

前菜:クネルのブロシェット

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前菜:ホタテ、焼いたものとゆず風味のマリネ、サラダ添え

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メイン:鴨のロースト、レグリスの泡添え、カブのコンフィと新玉ねぎのロースト

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メインのあと、チーズのワゴンが到来し、食べたい場合はオーダーします(これはコースに含まれていないので別料金、必要なければお断りします)。


とても美味しそうだったのと、赤ワインが少しあったので、お願いしました。

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好みを伝えて、好きなものをお皿にのせてもらいます。

すべて完璧な状態の厳選されたチーズ。チーズに興味がある方には、知らなかった種類に出会ったり、こんなに美味しい状態のエポワス食べられて幸せ❤️など、忘れられない経験になるのではないかと思います。


デザート:バニラアイスクリームとメレンゲのデザート

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デザート:洋梨とギリシャチーズのアイスクリーム

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コーヒーとミニャルディーズ

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この位のタイミングで、シェフがお席に来てくれます。

言葉ができなくても美味しかったという気持ちと謝意は伝わりますので、目を見てお伝えすると良いです。

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一流レストランで過ごす時間、ならではの楽しさがお伝えできたでしょうか。

楽しそう❣️行ってみたいと思っていただけたら嬉しいです。


ここで知りたい情報は、、ところでご予算は?ですね。

メニューはほとんどすべてのレストランでweb公開されているので、事前にお値段を知ることができます。

ワインのお値段は、だいたいお料理のお値段と同じ位、それにアペリティフとコーヒー、オーダーする場合はチーズや食後酒がプラスになります。

この日は、お昼のメニューがひとり105ユーロ(アミューズ2品+前菜、メイン、デザート)、それにアペリティフのグラスシャンパーニュ、ワインはハーフで白赤1本ずつ、チーズとコーヒー、トータルで477ユーロでした。ご参考までに記載します。


それから予約の方法は、レストランにより様々ですが、インターネットの普及により、ほとんどのレストランでネット予約が可能、その場合メールアドレスや電話番号を入力して、直前確認が可能な状態にしておく必要があります(立場が逆なら当然と思えますよね)。電話番号を入力する場合は、81に続けて携帯電話番号の最初のゼロを省いた番号を入力しておきます。

今回のトゥールダルジャンは、ネット予約が、クレジットカード番号を入力するところでエラーになってしまい、結局電話でお願いしました。ネット予約しようとしたのですが、、と言ったところで先方から「うまく作動しなかったのですね」と。予約の確定にはクレジットカードの番号が必要とのこと、口頭でお伝えし、電話を切った直後ショートメールで予約確認が入りました(システムから)。


予約方法は、事前に代理店にお願いする、パリに着いてからホテルでコンシェルジュの方にお願いなどアクセス方法は様々ありますので、素敵❤️行ってみたい❣️と思われたら、ぜひ次回のフランス旅行でプランに入れてみて下さいネ。

レッスンのとき、ご質問いただければ、お答えできる範囲でサポートさせていただきます。


P.S.どうも、パリの滞在先でのWiFi状況があまり良くないようで、写真がうまく反映できていないみたいです。帰国後修正しますので、しばしこのままご覧下さい。すみません。


by essayez-vous | 2017-12-30 07:50 | | Comments(0)

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by 料理研究家 藤山朗子