杏のシロップ煮|レシピ付き|自由が丘の料理教室

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2週間ほど前、近くの東急ストアで杏をみかけました。
杏は、出回り時期が短く、出回る量も少なめ。
なので、見たら即買う!と決めている果物。

ほんのちょっとの量だったのですが、シロップ煮にしてみました。

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作り方をご紹介しますネ。
シロップ漬けより気楽に、少量でも楽しめる、かんたんシロップ煮のレシピです。

杏のシロップ煮の材料
杏 1パック
グラニュー糖 100g
水 300㏄
クローブ 2つ
バニラビーンズ 1/2本


作り方
杏の実は、桃に似たおしりのような線が入っています。
よく洗ってから、その線に沿ってナイフで切り込みを入れ、ふたつに分けます。
一方の実には種が残っていますので、スプーンを使って取り出します。(アボカドみたいに)
種には杏の栄養分とおいしさが集まっているので、捨てずにお茶パックに入れて一緒に煮ます。
グラニュー糖と水を鍋に入れます。
バニラビーンズを縦に切り、中のツブツブをナイフの背でしごき出します。
バニラビーンズのツブツブと残った鞘、クローブも鍋に入れて火にかけます。
混ぜてグラニュー糖をよく溶かし、沸騰したら杏と種を入れます。
シロップに浸し、弱火で加熱します。
2~3分すると、杏の実から皮がはがれてきますので、そうしたら火を止めます。
皮をそっとはがして捨てます。種もここでさようなら。
煮沸消毒した瓶に杏を移し、すっかりひたる量のシロップも入れます。
できあがり。
3~4日間、冷蔵庫で保存できます。
アイスクリームやヨーグルトと一緒に至福の時をお過ごし下さい。

煮ているときの香りといったら053.gif
甘酸っぱいという言葉は杏のためにあるのではないかと思ってしまう、良い香り。
そして、少し懐かしい香りです…お菓子のラムネを連想する。
杏のジャムを煮ているときの濃厚な香りとはまた違う、儚げな雰囲気のあるこの香り、杏をみかけたらシロップ煮。ぜひ試してみてくださいネ。

あれ以来、東急ストアではみかけなくなってしまいました。(幻の杏?)
本格的な旬は、6月下旬から7月はじめ。
杏は見たら即買い!が、鉄則です。

ところで。ひたひたのシロップで煮るので、シロップは多めに残ります。

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オンザロックで飲んでも。
ウォッカやジンを少し加えてカクテルにしても。
冷蔵では日持ちがしないので、ジップロックに入れて冷凍庫で待機中。

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by essayez-vous | 2016-06-14 23:55 | 保存食 | Comments(0)

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by 料理研究家 藤山朗子