おもちゃガレット・デ・ロワ(レシピつき)

おもちゃなガレット・デ・ロワを作りました。

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ガレット・デ・ロワっていうフランスのお菓子、ご存じですか?
サクサク軽いパイ生地の中にアーモンドのクリームと、陶器の小さいお人形が入っているお菓子。
みんなで切り分けて食べて、陶器が入っていたら大当たり!その人は王様(王女様)として、王冠をかぶる権利を得、盛り上がる…というような楽しみ方をします。
そして、このお菓子は1年に1回、1月6日(またはその前後の週末)に食べる決まりになっています。
キリスト教のエピファニー(公現祭)という行事に基づいたお菓子だから。
イエス・キリストがう生まれた日がクリスマス、そして、ここに神の子がいますよ、と知らしめられたのが公現祭です。

昨年のレッスンでは、パリスタイルのガレット・デ・ロワ と、プロヴァンス・スタイルのガレット・デ・ロワ 両方を作って、楽しく盛り上がりました。
・パリスタイル→ 
・プロヴァンススタイル→ 

今年は、レッスンメニューにガレット・デ・ロワは入っていなくて、いざ1月6日になったら少しさびしい気分になりまして・・・。
クッキー生地でおもちゃガレット・デ・ロワを作って、サロンに飾ることにしました。

膨らんで形が崩れないようにベーキングパウダーや卵は使わず、形作るのにやや時間がかかるため、バターも使わないクッキー生地。

レシピは…
薄力粉(50g)・グラニュー糖(10g)・オイル(小2)・水(小4~4.5)・粉糖(少々)・・・これで直径5センチ×2個分です。

ビニール袋に薄力粉とグラニュー糖を入れて混ぜ、オイルを加えて袋の上から指でつまむようにしてよく混ぜます。水を加えて同様に混ぜ、まとまったらしばらく寝かせておいて、伸ばして型抜きします(直径5センチの丸型)。

そして、本物のガレット・デ・ロワみたいに縁に切り込みを入れ、良く切れるナイフで表面に深めに切り込みを入れます。
切り込みをくっきりとさせたいので、生地を反らせるようにしてそっと伸ばして溝を広げ、200℃のオーブンで焼きます。
10分位して少し焼き色がついてきたら取り出して、表面に水を塗って、粉糖を振り掛けます。こうすることで艶がでます。
もう一度オーブンに戻して、ほどよく焼き色がついたら出来上がり!

出来上がったクッキーはどんな味かというと…
かりんとうを彷彿とさせるような味で、歯が弱い方は要注意!(つまりかなり固いです)
形がはっきりと出るので、飾り用に何か作りたいときにはおすすめです。

おもちゃガレット・デ・ロワは、1月いっぱいサロンに飾る予定です。
見に来てくださいネ!
1月のレッスン→ 


by essayez-vous | 2016-01-07 23:43 | 保存食 | Comments(0)

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by 料理研究家 藤山朗子